今の時代の人たちは、何処へ行っても各種の肉を食べることが多いものですが、そのなかでも猪肉といえば、通常のスーパーで簡単に手に入るものではないのです。
そのような視点を持ってみれば、この猪の肉も、今では高級なお肉の仲間入りとなるのです。猪の肉だけは、猟師さんたちが鉄砲を持って山に入ってしとめることで、初めて人の口に入るというものであり、お肉が手に入るという段階で非常に手が込んでいるものです。
猪肉を食べさせてくれるお店として挙げられるのは、足助の行楽地でお店をやっているところや、あるいは紅葉で有名な香嵐渓の奥まで行くと、専用で食べさせてくれるお店があります。
行楽地でやっているお店には、表に猪の皮をはいだ毛皮が干してあったり、あるいはしとめた猪が、一頭そのまま手足を縛られたまま転がっていることもあります。